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「なぜ進まない?都市計画道路整備」
川越市議会で複数市議が一般質問
6月21
日
都市計画道路の主な区分
主な路線例
( )内は通称
広域高速道路へのアクセスや周辺の主要都市との連携を担う高規格道路
都市計画道「外環状線」
都市計画道「川越志木線」
(富士見川越バイパス)
都市計画道「川越北環状線」
都市計画道「小仙波上江橋線」
広域幹線道路を補完し、周辺市町と連携する主軸となる道路
都市計画道「東京川越線」
(川越街道)
都市計画道「笠幡小仙波線」
(県道川越日高線)
都市計画道「市内循環線」
都市計画道「川越上尾線」
駅から広域的な幹線道路への連絡を担う幹線道路
都市計画道「南古谷伊佐沼線」
都市計画道「南古谷駅前通り線」
地域間の連絡を担う道路
都市計画道「川越駅南古谷線」
赤緯線
は
「川越北環状線」。
緑の線
は「川越外環状線」
市政に関心低い若者からも
渋滞や道路整備に不満の声
日ごろ市政に関心の低い若者からも「
川越の悪い(嫌いな)ところは渋滞や走りにくい道路」の声
が多く聞かれる市の道路整備──。
渋滞緩和や利便性向上に期待が掛かる都市計画道路
(右表参照)
や市道整備について、現在開会中の市議会6月定例会でも複数の市議が一般質問するなど、道路改良による都市基盤の整備に関心が高まっています。
財源の都市計画税値上げし
新任部長を国交省から招く
川合善明市長は選挙中も都市基盤整備をマニフェストに掲げ、その重要性を強く訴えていました。その財源となる都市計画税も、17年ぶりに今年度から値上げされました
(注1)
。
また今年度、都市計画部長を初めて国土交通省から招き、その広い知識や国・県との調整役としての活躍に期待が掛かっています。
(注1)
これまでの税率0.2%を、今年度と来年度は0.25%に、2012年度以降は0.3%に値上げ。
県平均と比べても低い
都市計画道路の整備率
交通の要所でもある川越には東西・南北に走る幹線道路が走り、通過交通量も多くなっています。これらの通過車両が市街地を迂回することで渋滞緩和を図り、市民生活の利便性を向上させるために考えられたのが都市計画道路です。
現在、38路線・総延長10万9,950mが都市計画決定されていますが、今年3月末までに整備されたのは、4万7,631m(整備率43.3%)にとどまっています。これは県内他市や県平均(53.7%)と比べても低い進捗率です。「外環状線」
(注2)
については整備率は29.1%で、2004(平成6)年5月に一部が県により整備されて以降、全く進んでいません。
(注2)
国道16号の上江橋(さいたま市境)付近から、県道15号線「川越日高線」の笠幡交差点付近までを結ぶ予定の都市計画道路(総延長1万4,210m)。名称は「外環状」ですが、都市計画決定されているのは市域の南半分です。
「外環状線は、なぜ凍結状態?」
本山修一市議
外環状線については、本山修一市議(共産党)が質問。「工事がまったく進んでおらず、凍結状態になっている。この道路はいつ都市計画決定され、どんな役割を担うものなのか。これまでの整備状況は? なぜ一向に整備が進まないのか?」などとただしました。
これに対し、山田陽太郎・都市計画部長は「外環状線は周辺地域間を結び、国道16号のバイパス機能を持つ骨格となる環状道路で、中心市街地へ集中する通過交通を排除し渋滞緩和を図る目的で1962(昭和37)年3月19日に計画決定。総延長1万4,210mのうち、2004(平成6)年5月までに県が整備した八瀬大橋(的場の入間川に掛かる橋)から国道16号「大塚新田交差点」までの区間と、1966(昭和41)年までに県が整備した同交差点〜「川越駅南大塚線」(整備中の都市計画道路)までの計3,110m
(注3)
が整備済みです」と答弁。
「整備率が29.1%にとどまっているのは、関越自動車道やR16号・R254号など主要幹線道路や、西武新宿線・東武東上線・JR川越線と立体交差する必要があるなど、複数の大きなポイントについて関係機関と共に調整する必要があるためで、具体的な事業化に至っていない状態です」などと答えました。
(注3)
県道「川越越生線」の一部として県が整備したもの。
「国の直轄事業として整備要請を」
本山氏はさらに「外環状線は都市間を結ぶ非常に重要な幹線道路で、国の直轄事業となるよう国に要請していくべき。 新任の都市計画部長は国交省から来た人で、国の事情にも通じていると思う。今後の取り組みについて部長の決意は?」と質問。
山田都市計画部長は「1988(昭和63)年から2004(平成16)年までの間に、国道16号のバイパス的機能を持つ広域幹線道路として国や県に整備を要望してきた。また、平成9年度から14年度まで国・県・市による外環状線の整備促進検討会議が開かれてきた。現在重点的に取り組んでいる国道16号の渋滞解消対策の整備効果を踏まえつつ、長期的なバイパス整備についても引き続き要望していきたいと考えています」などと答弁しました。
国道16号「古谷西交差点」(手前・左右の道)から南古谷駅の北側まで真っすぐ南に延びる市道0040号線=古谷上で
「未着手の南古谷伊佐沼線新設より
既存市道を拡幅し振り替えては?」
吉敷賢市議
現在まったく手付かずの都市計画道路「南古谷伊佐沼線」
(注4)
については、吉敷賢市議(自民クラブ)が質問。「限られた財政の中で新たに『南古谷伊佐沼線』を作るより、計画道路のすぐ西に既に並行して通っている市道0040号線(南古谷駅〜国道16号「古谷西交差点」)を拡幅して振り替えることで有効利用し、伊佐沼まで延長させてはどうか?」と提案しました。
これに対し、山田都市計画部長は「長期未整備の路線については、路線の振り替え案も含めて検討し都市計画審議会に諮っていきたい」と答えました。
(注4)
JR南古谷駅の北側から国道16号を抜けて伊佐沼まで結ぶ都市計画道路。
「大田街道の歩道整備や右折信号を」
川口知子市議
川口知子市議(共産党)は、幹線道路の「大田街道」
(注5)
について「複数の学校の通学路となっているが、歩道などが整備されておらず危険」などと指摘、整備状況をただしました。また「都市計画道路『川越駅南大塚線』(一部供用済み)と「大田街道」の交差点は、右折帯はあるが右折信号がないため、なかなか右折できない。歩行者も安心して横断できない状態だが」などと質問しました。
小ノ澤哲也市議
高橋剛市議
このほか、小ノ澤哲也市議(公明党)が道路補修や橋の修繕などについて質問したほか、高橋剛市議(市民フォーラム)が南古谷駅周辺の市道踏切改良についてただしました。
(注5)
川越水上公園前から南進して関越自動車道をくぐり、国道16号と交差して南大塚駅の東側を関越自動車道と並行して延びる幹線道路。
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