2009.07.01

悲願の新河岸駅東口が前進
 高階地区タウンミーティングで市が説明

悲願の駅東口開発が前進
 市民の生の声を聴き、市政に生かそうと各地で開かれている「川合市長と語り合うタウンミーティング」が、1日午後6時半から8時40分まで砂新田の高階市民センターで開かれ、住民らの悲願だった新河岸駅東口の開発が前進していることなどが市から説明されました。

市民ら60人が出席
 7回目となる今回のタウンミーティングでは川合善明市長のほか部長職10人が出席。今回は大野英夫・石川稔の両副市も出席。住民側には地元選出の山木綾子・近藤芳宏市議や齊木勝次郎高階支会長、自由参加の市民ら約60人が参加しました。
 高階地区は古くから国道254号(川越街道)沿線に商業が栄え、新河岸駅を中心に住宅地が広がる地域ですが、ミニ開発が進む中で道路などが狭く、区画整理などが課題になっています。


質問の口火を切る齊木勝次郎支会長
質問の口火を切る齊木支会長
「40年間も区画整理進まず」
 質疑応答では高階地区の齊木勝次郎支会長が口火を切り、「高階地区は約5万1,000人・約2万1,000世帯以上が暮らし、73%が市街化するなど人口密度が高い。都市計画が立てられてから40年以上たつが、新河岸駅周辺の区画整理などが進んでいない。池袋までの間で改札口が1カ所しかないのは新河岸駅だけ。川越街道から富士見有料道路へ抜ける道も狭く、住民が危険にさらされている」「歴史ある新河岸川の舟運の保護と観光開発を」などと訴えました。

「一歩ずつでも整備進める」
 これに対し、川合市長が「区画整理が40年間ほとんど進展していない状況は認識している。厳しい財政状況の中でも、少しずつでも手を付けていかなければ一歩も前に進まないと考えており、駅の東口広場については昨年ぐらいから動きが始まっている。新河岸駅と川越市駅については力を入れて整備していかなければと考えています」「福岡河岸から仙波河岸までの舟運は、何らかの形で観光として復活・利用できないかと考えています」などと答えました。

市との対話に聞き入る市民
市との対話に聞き入る市民
東口広場用地2500平方m取得へ
 また、鹿ノ戸健次・都市計画部長が「家屋が混んでいる状況で区画整理は簡単ではないが、当面は要望の多い新河岸駅周辺から整備を進めたい。現在、東口の広場予定地については約2,500平方メートルを市が取得できる状況になっている。昨年度には現況測量を終え今年度は用地測量を行う予定で、協力していただける方から用地を取得していきたいと考えています」「新河岸駅の東西を結ぶ道路についても、整備していきたいと考えています」「新河岸駅南側の踏切については、歩道だけでも広げられるよう周辺の方と交渉中です」などと説明しました。
 新河岸川の舟運については、戸来賢次・産業観光部長が「国・県を交えた協議会の中で、安全を確保した上で実現できるか検討していきたいと思います」と答えました。


厳しい財政に理解求める
 市民からはこのほか、公園や集会場の設置、交番廃止による治安への不安、高齢者の文化活動拠点の整備、寺尾仙波線の道路整備、健康長寿奨励金の廃止に対する不満、子どもや高齢者の医療費無料化に対する要望などが出されました。
 これらの意見・要望に対し、川合市長は「2月に就任し、市の財政状況がこれほど厳しいことに驚いた。1,150億円も借金を抱え、貯金が5億円程度しかない中で、マニフェストは実現していきたい。
副市長2人・部長10人と共に市民の声一つずつに答える川合市長(右)
副市長2人・部長10人と共に市民の声一つずつに答える川合市長(右)
思い切った支出の見直しが必要なので、不平不満もあろうが理解してほしい。健康長寿奨励金廃止で生じた1億9,000万円は深刻な待機児童解消などの対策に活用していきたい。市の歳出削減については、職員の手当のうち出すべきでないものを今年中にカットしていく。医療費の無料化は徐々にでも実現できるよう検討しています」などと理解と協力を求めました。
(写真は砂新田の高階市民センターで)

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