2010.03.21

テレビ電話で結婚式に参加
 スカイプ使い、川越で全国初の試み

パソコンにつなげられた小型カメラ(中央右)を通じ、式場に設置された複数のモニター画面に映った友人らと会話する鈴木弘司さん・丸野蓉子さん夫妻(左)
パソコンにつなげられた小型カメラ(中央右)を通じ、式場に設置された複数のモニター画面に映った友人らと会話する鈴木弘司さん・丸野蓉子さん夫妻(左)
全国初のスカイプ・ブライダル
 インターネットを使ったテレビ電話システムを通じ、仕事などで参列できない友人らにも挙式に参加してもらおうという”スカイプ・ブライダル”が、21日午後3時から脇田本町の結婚式場「ラ・ボア・ラクテ」(旧・川越平安閣)で行われました。
 結婚式場とスカイプジャパンがタイアップしての、公式のものとしては全国で初めてとのことです。

何時間話しても通話無料が魅力
 「スカイプ(Skype)」は、パソコンに接続または内蔵されたカメラとマイクを通じ、お互いにリアルタイムで映像・音声の同時やりとりができるシステム。
 既にインターネットの常時接続契約をしている人にとっては、スカイプ同士で何時間通話しても新たに料金が発生しないことなどから、近年利用者が急増。企業や研究機関などでは本社・支社・営業所間の連絡やテレビ会議などにも利用されています。

3カ月前、会食で出たアイディア
 今回、全国に先駆けて川越でスカイプブライダルが企画されたのは3カ月前。
会場で挨拶するダン・オブライエン社長
会場で挨拶するダン・オブライエン社長
ダン・オブライエン社長(左)らからスカイプの花束を贈られ、祝福を受ける鈴木弘司さん・丸野蓉子さん
ダン・オブライエン社長(左)らからスカイプの花束を贈られ、祝福を受ける鈴木弘司さん・丸野蓉子さん
 今回会場となった「ラ・ボア・ラクテ」を運営する(株)セレモニー(志賀司社長)の従業員と交友があったスカイプジャパンの広報担当「アップストリーム・アジア」のダン・オブライエン社長が会食する中で、「結婚式にテレビ電話を導入してはどうか」というアイディアが出て、それぞれが上司や関係者に打診・調整して準備。
 2カ月前から挙式の準備を進めていた鈴木弘司さん・丸野蓉子さんのカップルに話したところ、快諾を得たことで”生の結婚式”でスカイプ・ブライダルが実現しました

テレビ電話を通じ、祝福のメッセージを贈るスカイプ日本総責任者の岩田真一代表(黒枠はモニター枠。画面左下に、式場の自分たちが映っている)
テレビ電話を通じ、祝福のメッセージを贈るスカイプ日本総責任者の岩田真一代表(黒枠はモニター枠。画面左下に、式場の自分たちが映っている)
スカイプ日本代表も祝福
 式の中盤、テレビ電話を通じスカイプ日本総責任者の岩田真一代表が「かつて自分の結婚式でスピーチをしてくれた友人の結婚式に、所用で出席できずに失礼してしまった」というエピソードを披露。
 「そのころスカイプがあれば…と思うと残念。スカイプは世界中の誰とでも簡単に顔を見ながらライブで話せるシステムなので、末永くスカイプを活用してください」と挨拶しました


テレビ電話を通じ、職場から祝福する「オーククラブ」の仕事仲間たち(黒枠はモニター枠。画面左下に、式場の自分たちが映っている)
テレビ電話を通じ、職場から祝福する「オーククラブ」の仕事仲間たち(黒枠はモニター枠。画面左下に、式場の自分たちが映っている)
同僚らが職場から挙式に参加
 続いて新郎の勤務先・旭町のスポーツジム「オーククラブ」の仕事仲間たちが、職場から祝福
 仕事の合間を見て代わる代わる、小型カメラの前に座って「いつから付き合ってたんですか?」などと質問。それぞれが思い思いのメッセージを伝えていました。

趣向の選択肢の一つに
 今回、約1時間半の挙式でテレビ電話が使われたのは15分間。挙式に特徴ある趣向を凝らすカップルが増える昨今、今回のテレビ電話ではセッティングに1時間・費用はゼロで、手軽で有効な選択肢の一つかも。
 自分たちの挙式にテレビ電話を使った新郎の鈴木さんは「式場探しをしていたときにスカイプから提案を受けた。式に出席できない人にも参加してもらえたし、結構面白かった」と話していました。
 企画したオブライエン社長は「今後、スカイプを使った結婚式が広がればうれしい。将来は、斎場に来られない人のために葬儀への利用も研究したい」と話していました。
(写真は脇田本町のラ・ボア・ラクテで)

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