2010.03.12
「社会は皆さんを待っている」
市立川越高校で第62回「卒業証書授与式」
熊倉校長(左)から卒業証書を受ける卒業生のクラス代表ら
熊倉校長(中央)から卒業証書を受ける卒業生
藤本成教頭
熊倉隆二校長
前年比16人減の277人が巣立つ
旭町の市立川越高等学校(熊倉隆二校長・837人)で、12日午前10時から第62回「卒業証書授与式」が開かれ、男子97人・女子180人の計277人(前年比16人減)が学舎を巣立ち、それぞれ新たな人生のスタートを切りました
。
この日卒業したのは、普通科121人(男子60人・女子61人)、情報処理科79人(男子23人・女子56人)、国際経済科77人(男子14人・女子63人)
。
クラス代表が壇上で卒業証書
藤本成教頭の開式の言葉に続き、全員で国歌を斉唱。歌声はまばらといったところ。
次に、卒業生一人ひとりが担任に名前を呼ばれて起立。波多江浩司くんら、A組からH組の代表8人が壇上で熊倉校長から卒業証書を受け取りました。
「目標を見つけ、全力で挑戦して」
熊倉校長は、チリの作家ルイス・セプルベダの「カモメに飛ぶことを教えた猫」を引用し、「飛ぶことができるのは、心の底からそうしたいと願った者が全力で挑戦したときだけ。きょうから皆さんは、それぞれが選んだ道を歩いて行きますが、今生きていることに意義を見いだして自分の目標を見つけ、全力で取り組んでほしい」とはなむけの言葉を贈りました。
星野明徳市教委委員長
川合善明市長
「たゆまぬ努力・忍耐を」
続いて、星野明徳・市教委委員長が「これまでに2万2,800人余りの卒業生が県内外の各方面で活躍されている。皆さんが歩く道は、これまで経験してこなかった困難があるかもしれません。新しいものを創造する力・前向きに物事を捉える姿勢と、たゆまぬ努力・忍耐が必要です。一人ひとりが精進を重ね、社会に貢献し生きがいのある充実した人生を送られることを心から願っています」と励ましました。
「社会は皆さんを待っている」
来賓として登壇した川合善明市長は「地球温暖化を含め、解決には今までにない全く新しい発想・理念が必要。人減を取り巻く諸課題の克服は、皆さんをはじめ次の世代を担う人たちの英知に掛かっている。本校で身に付けた学問と確固たる信念の上に勇気と希望を重ね、真摯の精神の基に自ら未来に挑戦していってほしい。まちづくりにも人の英知と努力が必要。何よりも若い人の新しい発想と果敢なエネルギーが求められています。社会は皆さんを待っています」と祝辞を贈りました。
「変革の原動力は皆さんの若い力」
山口智也市議会議長
栗原晋PTA会長
市議会を代表し、山口智也議長が「いつの時代も変革の原動力は皆さんの若い力です。これまで身に付けた教養と強い意志と健康な身体を持って自らの志を達成し、自重・自戒して、両親や恩師・先輩や国家・社会の大きな期待に応えてください」と挨拶
。
また、栗原晋・PTA会長が「景気低迷・経済不況という嵐の中に飛び立つ皆さんは、決して楽なことばかりではないと思う。時には解決困難な問題にぶつかり、悩み、失敗することもあるでしょう。そんな時は自分の中だけで思い悩まず、羽を休めて辺りをじっくり見渡してください。皆さんは決して独りではありません。あなたを支えてくれる多くの理解者がいることを忘れないでください」と祝辞を述べました。
送辞を述べる岸澤里恵さん
答辞を述べる矢野悦子さん
校歌斉唱では、声を詰まらせ涙ぐむ卒業生も
「お父さん・お母さん
今までありがとう」
岸澤里恵さん(2年)の送辞に続き、卒業生を代表して矢野悦子さんが
答辞。
時折涙で声を詰まらせながら「皆と行った横浜中華街・東京ディズニーランドなど、仲間との思い出がたくさん詰まった忘れられない場所になりました。戦争のつめあとが残った沖縄では、あらためて戦争の恐ろしさを知りました」「夏休みの間もクラスが一丸となって創り上げた蒼穹祭など、どれも仲間達との大切な思い出です。きょうの日を最後に、たくさんの思い出を胸にしまって私たちは旅立ちます。3年間で出会えた仲間や先生方は貴重な財産になることでしょう」「何よりこの日を待っていてくれたお父さん・お母さん。普段は恥ずかしくて言えないけれど、今まで私たちを見守り、支えてくれてありがとうございました。これからも、成長していく私たちを見守っていてください」と話すと、共感し涙ぐむ卒業生も。
悲喜こもごもの思い胸に
校歌斉唱に続き、「蛍の光」に換えて卒業生らが在校生・保護者らに向かって「旅立ちの日に」を合唱。
恩師や在校生・保護者らに、
声を揃えて
「ありがとうございました」と
感謝の言葉を唱和。拍手に送られながら、悲喜こもごもの思いを胸に会場を後にしました
。
(写真は旭町の市立川越高校体育館で)
在校生・保護者らに向かい「旅立ちの日に」を合唱する卒業生
在校生らに送られて式場を後に
市立川越高校
市内で唯一の市立高校の同校は、1926(大正15)年に「埼玉県川越商業学校」として設立。8年前の2002(平成14)年に普通科・情報処理科・国際経済科の3科からなる「市立川越高校」となり、84年の歴史・伝統を継いでいます。
その充実した校舎は、かつて市立大学の併設が検討されたほど。今も、中高一貫教育の対象校として研究が進められています。
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