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西郵便局まで開通は4〜5年後
東武東上線またぐ橋梁を設置
2011年07月15
日
地上約10mで、東武東上線をまたぐ橋梁を1分間に1mずつ送り出しながら架けていく作業員ら=午前1時40分ごろ
図の左方向から手延べ機(緑色の冊構造体)に接続した橋梁本体を送り出し、北側の橋脚から南側の橋脚に渡していく
線路上から橋梁敷設の様子を見守る工事関係者
鋼鉄製の橋梁の中には道路の雨水配水管が通る
川越北環状線の全体図と今回の架橋工事区間
北環状線の難所・鉄道またぐ橋架ける
県道川越北環状線の工事で難所の一つとも言える、東武東上線をまたぐ部分(今成3丁目)の架橋工事が13日から15日の未明、鉄道の送電が止められた時間に行われました
。
深夜2時間、3日かがりの手延べ工法
道路に架ける橋梁とは異なり、完成した橋梁(きょうりょう)をよそから運び、通行止めしてクレーンで吊って橋脚に乗せるのではなく、現場で組み立てた橋梁を線路をまたぐように一方から徐々に送り出して渡す「手延べ工法」
が取られました。
このため、作業は終電後1時間から始発前1時間までの、送電が止められた午前1時半前後から3時半前後の約2時間が勝負。
1分間に1mずつ3回で橋梁送り出し
今回架けられた橋梁は幅22.8m・長さ46mの鋼鉄のかたまりで、総重量は約260t。作業にあたったのは、
東武谷内田建設
の社員ら約40人。
地上約10mに組まれたやぐらの上に8本のレールを敷き、線路両脇に建った2本の橋脚の間(36m)を、台車に載せた鋼鉄製の橋梁を北から南へ1分間に1mずつ、台車をずらすために3回に分けて少しずつ油圧ジャッキで送り出していきました。
この工法のため、深夜の作業でもほとんど騒音はありませんせした。
東武線の上だけで工事は10カ月
初日には、緑色の骨組みのみで70tと比較的軽い手延べ機を渡し、2日目に手延べ機に導かれた橋梁(総重量310t以上)を延ばしていきました。この日渡したのは約20mで、最終日に残りを渡して架橋は完了。
工事は昨年12月に橋梁の製作を始めてから9月末の現場の作業所撤去まで10カ月間を要するものとなっています。
供用開始は3〜4年遅れる可能性
北環状線は現在、山田の給食センター付近から石原町の星野学園付近まで約3kmが供用開始されていますが、今成3丁目から小室の川越西郵便局までの橋梁工事区間(600m)の用地取得率は現在約98%で、数軒の地権者と交渉が続けられている状況。予定されている橋脚も2本がまだ未着工のままです。
1分間に1mずつ、3回に分けて送り出される総重量310t以上の橋梁
残るJR川越線の架橋工事は来年度以降、県道川越日高線の架橋工事はさらに先となることが予想され、当初2012(平成24)年度末に供用開始の予定は大幅にずれ込む模様。
県川越県土整備事務所
では「用地取得や予算の関係から、川越西郵便局までの供用開始は、平成27(2015)年度か平成28(2016)年度中になる可能性がある」などと話しています。
市街地の渋滞緩和効果に影響
北環状線の完成は一番街など中心市街地の渋滞緩和効果にも期待か掛かっているだけに、工期の延長は影響も大。市としては、市街地の交差点改良など別の形での渋滞緩和策の推進が求められています。
(写真は今成3丁目で)
送り出しの度に支え部分をチェックする作業員ら
8基の油圧ポンプで橋梁を持ち上げる作業員ら
東武東上線(写真左下)の送電が止まっている深夜の2時間に、地上約10mの現場で架橋の手延べ工事を進める作業員ら
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