2010.12.17
「僕が作ったの残さず食べて」
幼稚園児が給食づくり体験
年中・年少組の園児や先生が見守る中、白衣に身を包み弁当箱に食材を詰めて給食を作る年長組の園児ら
食べ物の大切さや作る喜び知って
幼稚園児に自分たちで食べる給食を作る体験を通じ、食べ物の大切さや作る喜び・慈しみの気持ちを学んでもらおうという企画が17日、宮元町のルンビニ幼稚園(武田浩之園長)で行われました。
給食づくりに挑戦。「白衣を着るのは初めて」という子も
給食サービスの会社が企画
これは、幼稚園の給食サービスを専門に扱うエンゼルフーズ(東京・北区、古賀義将社長)が昨年10月から始めたもので、同社が給食を納入する幼稚園を対象に希望を募り、無料で各園を訪問。
同社社員が食材や容器・白衣や消毒キット、子どもが作業しやすいように特注したベルトコンベアなどを運び込んでセット。白衣に身を包んだ子どもたちがベルトを流れてくる容器に一品ずつおかずを詰めていき、自分たちが食べる給食を作ってもらうというもの。
古賀社長がキッザニア東京でヒントを得て発案したといい、子どもたちに作る楽しみや喜び・大変さを感じてもらい、自分たちが食べるものに対する愛着を感じることで偏食や食べ残しをなくしてもらうのが狙い。
同園での給食づくり体験は、昨年に続き2回目。体験後は食べ残しや好き嫌いが減ったといい、前回は見学だけだった年中組の園児らが「先生、今度はいつやるの?」と楽しみにしていたなど好評だったため、毎年行うことに。
だんだん慣れて「次まだ〜?」
自分たちの手で給食を作り、自慢げなポーズで記念撮影
「料理手伝ったことない」
この日、午前11時前に同園の講堂に集まった年長組14人の児童は2班に分かれ、7人一組が白衣を着てベルトコンベア脇にスタンバイ。中には「白衣を着るの初めて」「料理手伝ったことない」と話す子も。
年中組18人・年少組15人や先生らが見守る中、同社の社員らに教わりながら、流れてくる容器にメンチカツやハムステーキ・春雨ソテー・大根煮・花形豆腐・フルーツを1人1品ずつ盛り付けていきました。
トング(食品挟み)を使い、最初は慣れない手つきで食材をつかんでいた園児も、終わりが近づくころには容器が流れてくるのを待ち構えるほどに。
詰め方もだんだん上手になって最後は"プロ顔負け"の仕上がりに。約30分で45人分の給食を完成させると、自慢げに記念撮影でポーズを取っていました。
出来上がった給食を各教室にお届け
僕らの作った給食、残さず食べてね
手を合わせ、感謝を込めて「いただきます」
「嫌いだけど、おいしい」
続いて園児らは、肉や魚介類・野菜や果物・ごはんの絵がそれぞれ描かれた帽子をかぶった同社社員からそれぞれの食材の大切さなどについて話を聞いた後、完成した給食を各教室に"配達"。
「僕が作った給食を、みんな残さず食べてほしい」「大根は嫌いだけど、自分で詰めたので何でかおいしい」などと話しながら、自分たちの手作り給食を食べていました。
園内では野菜作りも
同園ではこれまで、子どもたちに食材そのものの味を知ってもらおうと園内のプランターでジャガ芋やニンジン・トマトやキュウリ・なす・ピーマンなどを作って食べたり、4月のお泊まり保育で作るカレーに交ぜるなどして食べず嫌いがなくなるような食育も。
自分たちが野菜を育てることで、食べ物や作る人への感謝の気持ちも育まれるといいます。
市でも今年度から食育に力
川越市でも今年度から「食は命の源であるとともに健やかで心豊かな生活を送る上での基本」と位置付け、市食育推進計画に基づき全ての世代を対象に、栄養の偏りや不規則な食事などが原因の生活習慣病予防や、食に対する感謝の気持ちの大切さを知ってもらうために催しや講演会などを開くなど、食育への関心は広がりを見せています。
(写真は宮元町のルンビニ幼稚園で)
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