川越まつり 2010.06.26

初講義は「みんなクリエーター」
 「子ども大学かわごえ」で第3期入学式

初講義に協力した東洋大生と一緒に、自分がつくった"創作楽器"で合奏する子どもたち
初講義に協力した東洋大生と一緒に、自分がつくった"創作楽器"で合奏する子どもたち

上田知事も県広報で紹介
 「子ども大学かわごえ」(遠藤克弥学長)の入学式が26日午後1時から霞ヶ関北の東京国際大第1キャンパスで行われ、新入学生・在校生や保護者・教育関係者ら約450人が出席しました
 「子ども大学かわごえ」は、今年3月に行われた学園祭「ミニかわごえ」を訪れた上田清司知事も、県広報誌「彩(さい)の国だより」のコラムで「県内にいくつもできるといいなと思った」と紹介。「毎日小学生新聞」も6月4日号で掲載するなど、各方面で注目が集まっています。

過去最多の175人が入学
 開校以来、入学を希望する子どもたちが増えており、3期目を迎える今回は定員130人に対し過去最多の175人が応募。「子どもたちの向学心を無にする訳にはいかない」と、4年生58人・5年生70人・6年生47人の応募者全員の入学が決まりました。
新入学生らを前に挨拶する遠藤克弥学長(左)
新入学生らを前に挨拶する遠藤克弥学長(左)
遠藤克弥・子ども大学かわごえ学長
遠藤克弥・子ども大学学長
根岸孝司・市教育総務部長
根岸孝司・市教育総務部長
牧幸夫・鶴ヶ島市教育部参事
牧幸夫・鶴ヶ島市教育部参事
歓迎挨拶する小俣諒介くん
歓迎挨拶する小俣諒介くん
 入学生は市内が139人(79.4%)と最も多く、続いて鶴ヶ島市が31人(17.7%)・比企郡鳩山町が2人(1.1%)で、さいたま市や坂戸市・日高市からも1人ずつが入学しました。

「"学ぶ楽しさ"味わって」
 式典では、出席者全員で「子ども大学かわごえ」の校歌を合唱。
 学長を務める遠藤克弥・東京国際大学長補佐が「子ども大学は3年前、皆さんが生活の中で『なぜ?』と思った興味を発展させ、学ぶ楽しさを知ってもらうことで学校の勉強にも発展させてもらおうと始めました。皆さんが気付いたことや興味を持つことは、すごく大切なことです。どうかそれを大きな夢に変えて発展させて、将来の自分を考えてください。講義を通して、学ぶことの楽しさを味わってください」と挨拶しました。
 また、来賓を代表して根岸孝司・教育総務部長、牧幸夫・鶴ヶ島市教委教育部参事らが祝辞。在校生を代表して小俣諒介くんが、新入生歓迎の挨拶をしました。


「課題は資金調達と人員確保」
大学について説明する酒井一郎事務局長
大学について説明する酒井一郎事務局長
全員で「子ども大学かわごえ」の校歌を合唱
全員で「子ども大学かわごえ」の校歌を合唱
 入学式に続き、ホームルームでは酒井一郎・事務局長が大学の趣旨や仕組みなどについて説明。
 早稲田大の江夏健一・名誉教授が理事長を務めているほか、「はてな学部長」の松本政之・東洋大教授や、理事の望月智之さん(川越胃腸病院長)・山崎嘉正さん(亀屋社長)らが紹介されました。
 酒井さんは本紙取材に「3年目を迎えて入学希望者も増え続けており、講義そのものは好評で順調に進んでいると思う。課題は資金調達と事務局の運営。全員がボランティアのため、平日でも動ける人員の確保が難しい」と話していました。

子どもから「入学したい」
 この日、入学式に同席した小5の女の子のお母さん(石原町)は「ご近所の友達を誘って一緒に入学しました。子どもは楽器を作るきょうの授業を楽しみにしていました」、小4の女の子の両親(砂新田)は「面白そうな授業がいっぱいあるからと、子どもが入学したいと言い出しました」、小5の女の子のお母さん(笠幡)は「子どもはパソコンを分解する授業に興味を持っていました」などと話していました。

自分で選んだ材料で思い思いの作品を作る子どもたち
自分で選んだ材料で思い思いの作品を作る子どもたち
教室内を回りながら子どもたちに話し掛ける石原次郎教授(中央)
教室内を回りながら子どもたちに話し掛ける石原次郎教授(中央)
だんだん自分のイメージが現実の形に
だんだん自分のイメージが現実の形に
「きみもクリエーター」
 この日行われた第1回目の授業では、東洋大総合情報学部の石原次郎教授(53)が「やってみよう!きみもクリエーターだ」のテーマで講義。
 石原教授は、教室内に配った紙に「熱い」「甘い」「丸い」など、子どもたちが思いつくままの形容詞を書いてもらい、その言葉から想像するものを形にしていくことで独創的な新しいものが創り上げられていくことを説明。
 この日は日常生活から出るごみのうち、発泡スチロールやペットボトル・牛乳パックや空き缶・輪ゴムやテープなどを使い、子どもたちに「音が出る」ものを自由に想像して絵に描いてもらい、実際に作ってもらいました。

「自分の感覚や想像力伸ばして」
 子どもたちは用意されたこれらの材料から好きなものを選び、思い思いの作品づくりに挑戦。石原教授は教室内を回りながら、子どもたちに話し掛けてアドバイスしたり、創作の様子をチェックしていました。また、石原教授のゼミ生10人も応援として参加。子どもたちの相談に乗っていました。
 最後は完成した作品を使い、弾いたり吹いたり叩いたりしながら皆で大合奏。各自が作品を持ち帰って改良を重ねることにしました。
 石原教授は「みんなの中には、自分にしかない感覚や想像力がある。それを目や耳や手などの力を借りて、楽しみながら伸ばしていくことで作品が出来上がっていくことを知ってほしい」と話していました。
(写真は霞ヶ関北の東京国際大第1キャンパスで)
完成間近、各自が音を出して出来栄えをチェック
完成間近、各自が音を出して出来栄えをチェック
「作るの楽しい」
「作るの楽しい」
最後に皆で記念撮影
最後に皆で記念撮影

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