2009.06.17
タナゴやコイなど10種類以上
伊佐沼周辺で芳野小3年生が生きもの観察会
農業用水をたも網で探る子どもたち
芳野小3年生62人が参加
小川や沼などにすむ生きものの観察会が、17日午前9時半から11時半まで伊佐沼や周辺の農業用水路などで開かれ、市立芳野小学校3年生2クラス62人と引率の高村勉・上野恭子先生らが参加しました。
農業や農村の大切さ知って
これは、地元の小学生に農業や農村の大切さを知ってもらおうと、県川越農林振興センターが5年前から毎年行っているもの。2年前からは「農地・水・環境保全向上対策」活動を行っている伊佐沼周辺田園環境保全組合とも連携し、学習の指導にあたっています。
総合学習「地球大好き」がテーマ
同校では「地球大好き」の統一テーマで学年別の総合学習を行っており、3年生は「芳野の地域を知ろう」と毎年1回の観察会に参加。4年生は環境・水質・エコについて、5〜6年生は郷土の歴史や職業体験などを学んでいます。
投網で捕れた生きものに興味津々
観察の注意を話す渡辺さん
用意された水槽やたも網
蓮を咲かそう会の荒井さん
「優しく触ってあげて」
市農業ふれあいセンター前に集合した児童らは、振興センター農村整備部の森川純子さんから観察会の説明を受けた後、県農業研究センター水産研究所の渡辺俊朗さんから「捕まえた魚は弱いので、優しく触ってあげてください」「水に落ちたり道路に飛び出さないよう、2人一組で行動してください」などの注意を聞き、伊佐沼班と農業用水班の2グループに分かれて観察に移りました。
網の中の生きものに感激
農業用水班では1人ずつ「たも網」を手に用水脇に並び、水中を探りました。子どもたちは網の中に泥に交じって小魚やエビ・ザリガニ・ドジョウ・タニシなどを見つけ、「やった、捕まえた」「何か動いているけど、これなあに?」などと感激した様子で水槽に移していました。
伊佐沼班はまず2人が1つずつ、網をカゴ状に編んだ「筌(うけ)」と呼ばれる漁具を沼に仕掛けて魚が入るのを待ちます。その間に、伊佐沼周辺田園環境保全組合や「伊佐沼の蓮を咲かそう会」のメンバーらが、投網や大きな「四つ手」で本格的に漁を披露。引き上げる度に子どもたちが囲んでのぞき込み、歓声を上げていました。
子どもたちが仕掛けておいた筌(うけ)には小魚やドジョウなども掛かっていましたが、ほとんどの獲物はザリガニ。中にはお腹に子を抱えたものもおり、水槽に移された途端に子が離れて泳ぎ回る光景も見られました。
たも網で農業用水を探る児童ら
水の浄化について説明する森川さん(右)
筌(うけ)の獲物No.1はザリガニ
仕掛けておいた筌(うけ)をチェック
引き上げられる四つ手を見つめる児童ら
網の中には泥に交じっていろいろな生きものが
古来種のタナゴは見られず
この日捕獲されたのはタモロコ3匹、タイリクバラタナゴ5匹、コイ15匹、ドジョウ15匹、ツチフキ20匹、モツゴ20匹、ギンブナ30匹、ウキゴリ50匹、スジエビ50匹、ザリガニ100匹以上など10種類を超す300匹以上。圧倒的に多かったのはザリガニで、昔は伊佐沼にたくさんいた日本古来のタナゴなどは見られませんでした。子どもたちは持参した手提げの水槽に分けてもらい、飼育・観察のため持ち帰りました。
(写真は伊佐沼周辺で)
コイの稚魚
ギンブナの稚魚
モツゴ
ドジョウ
スジエビ
親が抱えていたザリガニの子
タイリクバラタナゴ(雌)
タイリクバラタナゴ(雄)
タモロコ
仕掛けた四つ手にはさまざまな小魚が
ツチフキ
ウキゴリ
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