川越まつり 2009.03.21

市立博物館が土曜体験講座
「見た! 触った! 」川越城屋根の下地
本丸御殿の工事見学で161年前の鬼瓦にびっくり

修復工事で瓦が外された屋根の下地を触って感激する児童ら
修復工事で瓦が外された屋根の下地を触って感激する児童ら
工事完了は2年後
 市内の小・中学生と保護者らが21日、2010(平成22)年度末完了をめどに大規模な保存修理工事が進められている郭町の川越城本丸御殿を見学しました。

博物館の土曜体験教室
 これは、市立博物館の土曜体験教室として開かれたもので、ふるさとの歴史資産を見て触って学び、心に刻んでもらうのが狙い。
 この日は午前と午後の2グループに分け、6組の親子12人が参加。見学に先立ち、博物館で同館教育普及担当の天ヶ嶋岳さんらから40分ほど、川越城の歴史や本丸御殿について説明を受けました。

本丸御殿について勉強
本丸御殿について勉強
「大人になったら子どもに伝えて」
 天ヶ嶋さんは、テレビスクリーンに川越城の見取図などを映しながら「本丸御殿は、殿様が生活したり政治を行った場所です。今から160年前に建てられ42年前に修繕されましたが、今では雨漏りがひどくなり、歪んできたために保存修理することになりました。今回は瓦屋根や壁・床や畳などすべて外し、いったん骨組みだけにして全体を4cmほど持ち上げ、歪みを直すという大掛かりな工事です」と説明。
 「この先200年持たせるためのもので、本丸御殿の構造がこんなに間近で見て触ることができる、またとないチャンスです。きょう見たものをしっかり覚えて、皆さんが大人になったとき子どもや孫たちに伝えてあげてください」と話しました。


小学生の女の子が触れる所に屋根が小1の女の子でも触れる所に屋根が
杉皮の下地があらわに
杉皮の下地があらわに
目の前に川越城の屋根
 参加者らはこの後、ヘルメットをかぶり本丸御殿へ移動。畳が取り除かれ床板があらわになった広間などを見て回りました。それぞれの場所で詳しい説明を受けると、子どもたちはメモを取ったり、カメラに収めたりして熱心に聞き入っていました。
 工事用に組まれた足場を歩きながら2階に上がると、普段は見上げることしかできなかった屋根が目の前に。
 2万枚の瓦が外され、杉皮や土が露出した屋根の下地を見た子どもたちはびっくりした様子で、手で触って「こんなになってるとは知らなかった」「屋根って重たいんだ」などと話しながら記憶にとどめていました。
 また、職人が7〜8人掛かりで一つずつ外したという、161年前の貴重な鬼瓦も見学。「でかい」「すごい」などと、間近に見る迫力に感激。約30分の見学を楽しんでいました。

7点が組み合わさって形作られた鬼瓦を見て感激!
1848(弘化4)年に作られた鬼瓦を見て感激!
工事中は貴重な見学機会
 この日、四都野台からお父さんと参加した小1の女の子は「本丸御殿を見るのは4回目。普段は見られない所や屋根の上が見れて楽しかった」と話し、宮元町からお母さんと参加した中1の男の子は「瓦をはがした跡の土の状態が見て触れて面白かった」と話していました。
 また、石原町から来た小3の女の子は「本丸御殿でやった琴や三味線の土曜体験教室にも参加しました。鬼瓦は下から見たときより大きくてびっくりした」などと話していました。

161年前の鬼瓦は5月に特別展示
 今回は子どもを対象とした見学会でしたが、5月30日には大人向けの見学会が予定されています。また、1848(弘化4)年に作られた鬼瓦は、5月に市立博物館で特別展示される予定です。
(写真は郭町の市立博物館と本丸御殿で)

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