川越まつり 2009.06.15

「秋の収穫が楽しみ!」
 古谷小5年生が田植え体験   

新井さん(右)らから植え方を教わる子どもたち
新井さん(右)らから植え方を教わる子どもたち
5年生81人がチャレンジ
 川越市立古谷小学校(高木登校長)の5年生81人が、15日午前9時から11時半ごろまで、古谷上の水田で田植えにチャレンジしました。


みどりの学校ファーム事業
 これは、昨年度から始まった県の「みどりの学校ファーム」事業の一環で行われたもの。各学校単位で農園を設置し、農業体験を通じて命や自然・環境や食物に対する子どもたちの理解を深めるのが狙い。


自然の恵みと地域の人らに感謝
 古谷小5年生は既に6年前から、県川越農林振興センター・市・JAいるま野古谷支店・沼端作業受託集団・荒川右岸土地改良区などの支援を受け、自然の恵みと地域の人たちに感謝する気持ちを学ぼうとコメ作りを実践してきました。
 年間を通じ、総合学習「未来に続くコメづくりチャレンジ」で播種・育苗・田植え・稲の観察・稲刈り・乾燥・脱穀・もみすり・試食まで一貫した体験学習に取り組んでいます。
 この日植えられたのは、5月7日に校庭で種をまき水やりや観察をしながら12cmほどに育った苗。コメの品種は「彩のかがやき」で、味や粘りなどはコシヒカリ並で病虫害に強く、今回も減農薬・減化学肥料で育てられます。


お母さんらが応援する中、楽しそうに田植えする子どもたち
お母さんらが応援する中、楽しそうに田植えする子どもたち
休耕田の1反に田植え
 田植えは同校から約800m北にある休耕田1反(991.7平方メートル)を利用。遊休農地解消のため管理運営を請け負う沼端作業受託集団(新井栄二集団長)や地主らが、田植え後の水や草取りの管理など協力しています。
 この日は児童・教師らのほか保護者25人も参加。苗を運んだり、子どもたちの足を洗う手伝いなどをしました。


「水は農業の大切な命」
 田植えに先立ち、児童らは支援団体の人らから田の水についてや苗の植え方などを教わりました。
 荒川右岸土地改良区の細田理事長は「ここの水は入間川から取水し伊佐沼に送られ、そこからパイプラインで運ばれる。大元は雨水なので、梅雨は農業にとって大切な命なのです。大切な水を私たちが汚さないよう環境を守っていきましょう」などと話しました。


子どもたちに苗の植え方などを指導する原さん(左)ら
子どもたちに苗の植え方などを指導する原さん(左)ら
稲1本に茶わん半分のコメ
 続いて、県川越農林振興センターの原聡部長が「皆さんがよく管理してくれたおかげで、苗は良く育っています。約15cmおきに3本ずつ、2〜3cmの深さで植えてください。お茶わん1杯には約3,000粒のご飯が入っていますが、苗1株には約1,500粒のお米が実ります。1本を踏んで駄目にすると、お茶わんの半分が失われてしまいます。植えた所に戻って苗を踏まないように、前に進んでいってください」などと田植えの仕方を指導。


泥の感触に新鮮な驚き
 初めての田植えとあって、子どもたちは泥に足を取られながらも一生懸命。
苗の株を手に一列に並んで苗を手植えしていく児童ら
苗の株を手に一列に並んで苗を手植えしていく児童ら
「足が取られて大変だった」「真っすぐ植えるのが難しい」「ヌルヌルして楽しい」など、泥の感触に新鮮な驚きを連発していました。

「始めることが大切」
 田植えを終えた子どもたちに、沼端作業受託集団の新井さんは「皆さんの中に農家の子は一割もいないと思いますが、初めてにしては上出来です。曲がって植えられた苗でも秋になれば一面に実ります。まず、植えることが大切なのです。植えなければ何も実りません。皆さんが小学校に入学し、成長して6年生になって卒業するのと同じで、始めなければ結果は出ません。秋の収穫が楽しみです」と話していました。
(写真は古谷上の水田で)

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